株式会社松三


(株)松三(資本金4800万円、岐阜県大垣市浅草1-334-1、登記面=岐阜県大垣市本今4-54、代表松浦相次氏)と、関係会社の(有)大和(資本金3000万円、同所、登記面=同所、同代表)、(株)ケィスリー(資本金1000万円、同所、登記面=岐阜県大垣市小野3-47、同代表)の3社は10月8日に岐阜地裁大垣支部より破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。

申請代理人は平野徹弁護士(愛知県名古屋市中区丸の内3-17-6、電話052-971-4123)。破産管財人は足立洋弁護士(岐阜県岐阜市今小町3、電話058-266-8181)。

松三は、1986年(昭和61年)1月設立のパチンコホール経営業者で、「金星(きんぼし)」などの店舗名で岐阜県大垣市、関市、神戸町へ出店、93年10月期の年収入高は約173億3900万円を計上していた。その後も、岐阜県養老町へ出店するほか、2001年以降は店舗や関係会社などのM&Aにより店舗数を増やしたが、同業他社との競合が厳しく集客は低下、2003年4月期(2000年に決算期変更)の年収入高は約120億円にとどまっていた。このため、2003年以降は既存店舗のリニューアル、遊技台数の増強、集客が見込めるスロット店への転換などのてこ入れを図り、2005年4月期の年収入高は約133億7400万円に伸ばしていた。

しかし、近年の大型店の進出により集客の低下が進み、不採算店舗が増加。これまでの出店に伴う不動産取得や、店舗のリニューアル経費、店舗買収などに伴う借入金や、パチスロ新基準適合機(5号機)の導入に伴うリース経費負担が重く、厳しい資金繰りとなっていた。こうしたなか、不採算店舗の閉鎖や会社分割による店舗の譲渡などで再建を図り、7店舗体制(2006年12月時点)としたが不振は続き、2008年3月に全店舗を閉鎖、2008年4月期の年収入高は約5億5000万円に落ち込み、先行きの見通し難から事業継続を断念、今回の措置となった。

大和は3店舗、ケィスリーは2店舗、パチンコホールを経営していたが松三に連鎖した。

負債は、松三が約61億円、大和が約56億円、ケィスリーが約52億円で、3社合計約169億円。


「出典:帝国データバンク」