株式会社ストリーム


(株)ストリーム(資本金8000万円、大阪市中央区南久宝寺町3-2-9、代表吉村章氏、従業員40名)は、9月1日に事業を停止し、事後処理を小野範夫弁護士(大阪市北区西天満3-2-9、電話06-6361-8700)に一任、自己破産申請の準備に入った。

当社は、1983年(昭和58年)2月に創業、89年(平成元年)11月に法人改組した。前代表が後に企業買収などで事業を拡大した衣服身辺雑貨卸で、元々はスカーフやハンカチーフなどを主体に扱っていた。同時に小売店舗も開設していたが、その後は全国の有名ドラックストアなどを得意先としてストッキング、肌着、ヘアアクセサリー、化粧品、香水などの卸売販売主体にシフトし、2004年10月期には年売上高約15億1100万円を計上していた。

2005年以降は、傘下の(有)アンダンテ経由で(株)ビッグワン(化粧品等雑貨卸・大阪)、吉田産業(株)(酒類卸・同)、(株)ぎおん(食品販売・香川)を相次いで買収。さらに、2007年5月には服飾雑貨大手で経営再建中のアルプス・カワムラ(株)(東京)の株式を75%取得(アンダンテ経由)するなど、新興企業ながら積極的な不動産取得やM&Aで注目され、2007年10月期は年売上高約26億4100万円に伸長していた。

しかし、先月20日に創業以来経営を牽引してきた前代表が突然、グループ各社を含めて代表を辞任。資金繰り悪化の実態が徐々に明るみとなる一方で、先週末には従来5~6行とされた取引銀行が実際は20行近くにおよぶことが判明するなど粉飾決算が表面化、関係者間に動揺が広がるなか、動向が注目されていた。

なお、関連の(有)アンダンテ(資本金300万円、大阪市中央区南船場1-13-4、代表吉村章氏、不動産管理)、(株)ビッグワン(資本金2000万円、同所、同代表)、吉田産業(株)(資本金9200万円、同所、同代表)も同日、同様の措置をとっている。

負債はストリームが約50億円、4社合計約80億円が現状見込まれるが、今後大きく変動する可能性がある。

なお、アルプス・カワムラ(株)は、通常通り営業を行っている。


「出典:帝国データバンク」