丸栄建設株式会社


丸栄建設(株)(資本金2500万円、鹿屋市白水町1986-4、代表徳留聖一氏ほか1名、従業員42名)は、6月21日までに事業を停止し、事後処理を池田わたる(さんずいに亘という字)弁護士(鹿児島市照国町13-41、電話099-226-0100)ほか1名に一任、自己破産申請の準備に入った。

当社は、1961年(昭和36年)6月創業、69年(昭和44年)10月に法人改組した建築工事業者。当初は木造住宅の建築が主体であったが、近年は賃貸マンション建築に積極的に取り組み、「イリアス」ブランドのマンションを鹿屋市を中心とする大隅半島のほか霧島地区や鹿児島市内などでも展開。不動産管理、製材業をグループ企業で手がけ、積極的な宣伝策もあって知名度は深く浸透していた。富裕層に対する土地の活用提案のほか、自社や関係会社でも積極的な不動産購入を行って賃貸マンションを販売していた。また、本社敷地内に住宅設備展示場を設置し、一般木造住宅の新築やリフォーム工事の獲得にも成果を上げ、2007年9月期は年売上高約40億6000万円を計上していた。

しかし、2007年6月の建築基準法改正による高層マンション建築が長期化に伴い、資金の固定化・資金繰りが鈍化。加えて、鋼材価格の高騰もあり、コストが嵩んで利幅が薄くなる事態に陥っていた。2008年に入っても太陽光発電供給型マンションの新築など受注状況は良好であったものの、不動産投資などでの資金固定化により資金繰りはさらに悪化、現状では抜本的な改善は困難との見通しから今回の措置となった。

負債は約30億円の見込みだが、今後変動する可能性がある。

なお、債権者説明会は6月27日(金)午前10時30分より「かのや大黒グランドホテル」(鹿屋市共栄町12-3)にて開催予定。また、経営継続の方向にある関係会社(株)イリアスについても、財務状況・今後の方針に関する説明会を7月2日(水)午後1時30分より「ホテルさつき苑」(鹿児島県鹿屋市西原1-9-10)にて開催する予定。


「出典:帝国データバンク」