株式会社グレース


(株)グレース(資本金15億円、渋谷区千駄ケ谷3-50-11、代表高山哲夫氏ほか、従業員18名)は、2月12日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人は伊藤尚弁護士(東京都中央区八重洲2-8-7、電話03-3273-2600)。

当社は、1997年(平成9年)6月に分譲マンション用モデルルームの設計・施工・請負・コンサルティング会社として設立され、2004年8月に業態変更したグレースグループの純粋持ち株会社。2000年9月には大証新市場部への上場を果たし、その後、ヘラクレス市場を経て2004年3月には大証2部へ上場した。

また、経営再建中の企業への支援に積極姿勢を示し、2003年9月に藤栄建設(株)(同所、代表内田匡俊氏)、2006年2月には日東工営(株)(同所、同代表)、2007年6月には民事再生中の大川トランスティル(株)(新潟県、代表橋本誠氏)などを傘下に収め、グループ会社に対する経営管理業務の受託と資金貸付業務を行うとともに、配当収入を得ていた。

持ち株会社移行前の2003年12月期には年収入高約45億3100万円をあげていたが、グループ会社の寄与により移行後の業績は急拡大。2006年12月期の連結ベースの年売上高は約251億8800万円に達していた。

しかし、買収資金や子会社への転貸貸付金などを金融機関からの借り入れで賄ったために、財務内容は短期間に大幅に悪化。金融機関のスタンスが変化するなか、グループ企業間での資金操作も活発に行うなど、グループの動向に注目が集まっていた。

負債は約35億2700万円。

なお、2008年の上場企業の倒産は初めてとなる。


「出典:帝国データバンク」