桜島漁業生産組合


桜島漁業生産組合(出資金4060万円、鹿児島市黒神町2587-43、代表川添勇氏ほか3名、従業員約40名)は、1月10日に債権者から鹿児島地裁へ第三者破産を申し立てられた。

当社は、1970年(昭和45年)6月創業、73年(昭和48年)6月に法人改組した養殖業者。桜島・喜入・指宿地区の沖合でカンパチの養殖を行う県内最大手の業者で、ピーク時の2004年3月期には年売上高約137億5800万円を計上していた。

しかし、カンパチ相場の低迷が続く中、2006年には台風災害や寄生虫アニサキス問題が発生、2006年3月期の年売上高は約75億9200万円にまで落ち込み、収益面では不良在庫や金利負担などもあって約32億7100万円の大幅欠損を強いられていた。

このため、主要取引先を中心に2006年8月から10年間の経営再建計画を策定していたが、一時的に回復基調であったカンパチ相場が再び低調な推移となったことで、2007年3月期の年売上高は約44億300万円と、ピーク時の約3分の1にまで落ち込み、業績回復が難しい状況に陥っていた。

こうしたなか、2007年8月下旬には債権者集会が開催され、再建計画の履行が不可能なことや新規融資もめどがたたないことなどから、私的整理する旨を説明していた。しかし、私的整理の意向が突然であったことや別会社への事業移管の経緯が不透明であったことから、一部の債権者から私的整理の同意が得られず、今回の事態となった。

負債は約75億円。


「出典:帝国データバンク」