株式会社ナガサキゼリー


(株)ナガサキゼリー(資本金3億5000万円、長崎市中里町2178)は、5月15日長崎地裁に特別清算を申請した。代表清算人は石原康人弁護士(東京都港区虎ノ門1-6-12、電話03-3519-8321)。

当社は1969年(昭和44年)1月創業、71年(昭和46年)7月に多良見青果(株)として法人改組したカップ入りゼリーなどフルーツ加工食品製造会社。88年1月には(株)たらみへ商号を変更、工場新設など積極的に投資を行い、ココナッツミルクを発酵させゼリー状に固めた「ナタ・デ・ココ」は看板商品に成長。ドライゼリー部門における全国シェアは60~70%を占めるまでになり、ピーク時の2002年(平成14年)3月期には約246億6000万円の売上高を計上していた。

しかし製造ラインの急増に伴い過剰在庫を抱え、これを解消するために100円セールを実施したことにより採算性が急速に悪化。同期の当期損失は15億5800万円と大幅赤字に転落していた。その後も売上高の減少が続き、「ながさき企業再生ファンド」から債権放棄を含めた支援を受け立て直しを図っていたが、売上高の減少は止まらず、06年3月期で再び債務超過に転落していた。

今年3月19日付けで米国サン・キャピタル・パートナーズの日本法人と事業譲渡契約を締結。事業引受会社として(株)ゼリーを設立し、同社に4月26日に事業譲渡手続が完了。同日に(株)ゼリーが新会社の(株)たらみへ、当社は(株)ナガサキゼリーへ商号変更していた。

負債は約82億3000万円。

なお新会社(株)たらみは、通常通りの営業活動を行っている。


「出典:帝国データバンク」