金井マリーン株式会社


金井マリーン(株)(旧・金井漁業(株)、資本金4000万円、釧路市入舟6-3-25、代表清算人塚田渥氏)は、11月8日開催の株主総会で解散を決議し、同月22日に釧路地裁へ特別清算を申請していたことがこのほど判明した。

申請代理人は塚田渥弁護士(釧路市柏木町5-6、電話0154-41-1000)。

当社は、1919年(大正8年)6月創業、54年(昭和29年)5月に設立された底引き網業者。北海道トップクラスの漁業会社として80年代には陸上部門(水産加工)含め約100億円以上の年売上高を計上していた。また、100%出資の子会社である朝日漁業(株)や金井遠洋(株)、(株)金井商会(本店同所、代表四日元一氏、燃料小売り・建材卸)ほかとグループを形成し、陸上部門においても釧路経済界の主要な地位を占めていた。

しかし、沿岸国が排他的経済水域を確保する200海里時代の定着により遠洋・北洋漁場からの撤退と減船が続いたため、業容は縮小傾向となり、91年12月期の年売上高は一時的に約132億4100万円を計上したものの、2005年12月期には年売上高約33億1900万円に激減、漁船や加工場への設備投資も重荷となり、採算は悪化、当社ならびに朝日漁業(株)、金井遠洋(株)の3社ともに2005年12月末時点で多額の累積欠損を抱えていた。

このため、2006年6月には当社ならびに朝日漁業(株)、金井遠洋(株)の3社は「私的整理に関するガイドライン」に基づく金融支援を取引金融機関3行から受け、当社は10月2日に金井マリーン(株)に商号変更し、ほか2社とともに新・金井漁業(株)(釧路市入舟6-3-25、代表中山宗基氏)に吸収分割されていた。

負債は約145億円。

なお、北海道内の漁業・水産関連では2003年4月の濱屋水産(株)(第三者破産、負債約139億9700万円)を上回り過去最大となった。


「出典:帝国データバンク」