株式会社応微研


(株)応微研(資本金7億2850万円、中央市乙黒326、代表堀内勲氏、従業員18名)は、10月26日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。

申請代理人は小林公明弁護士(東京都千代田区四番町7-16、電話03-5214-3585)。

当社は、(株)日本応用微生物研究所の渉外部門として1990年(平成2年)5月に設立した。その後、94年5月に同社を吸収し、主にアガリクス茸(商品名ABPC/アガリクス茸菌糸体加工食品)、メシマコブ関連製品の製造販売のほか、微生物農薬の独自開発を進めてきた。近年の健康食品ブームやアガリクス人気から急成長を遂げ、大手商社、投資会社などからの出資を受けていた。2000年3月には本社事務所を新築し、同年8月には試験センター、2001年7月には生産センターを新設。さらに2002年にはシンガポール、ニューヨークに現地法人(子会社)を設立して事業の拡大を図り、ピーク時の2003年7月期の年売上高は約24億2800万円を計上していた。

しかし以降は、主力業務であるアガリクス茸の販売は新規参入業者の増加や、安値販売による市況軟化、誇大広告の規制等によりかげりが見え始め、赤いプロポリスなど新商品投入を図ってきたものの売り上げ減少に歯止めがかからず、2005年5月には、薬事法違反の疑いで警視庁の捜索を受けていた。また、一時期の急成長により固定費の負担増や設備投資、研究開発費など先行投資による経営計画の失敗も重なり、30億円を超える金融債務が重荷となっていた。2005年7月期の年売上高は約9億9400万円にまで減少、約20億4700万円の当期損失を強いられていたうえ、今年1月には従業員への賃金未払いが発覚、甲府地検に書類送検されていた。この間、外部から代表社長を招き入れ経営再建を模索してきたが、主力製品のアガリクス茸は需要回復に至らず、今回の措置となった

負債は約42億円。


「出典:帝国データバンク」