株式会社サカモト


(株)サカモト(資本金5000万円、茂原市早野25-4、代表坂本利政氏、従業員80人)は、9月5日までに事後処理を松本新太郎弁護士(千葉市中央区中央3-3-8、電話043-227-5676)ほか3名に一任し、自己破産申請の準備に入った。

当社は、1949年(昭和24年)7月に呉服店として創業、50年(昭和25年)12月に法人改組した。その後、72年11月には百貨店経営へ転換、さらに77年5月には東金店のオープンを皮切りにスーパーストアのチェーン展開へ転換し、80年代後半にかけて毎期1~2店舗ペースで新規出店を進めていた。ピーク時には15店を展開し、88年5月期には年売上高約126億円を計上していた。

この間、新規出店に伴う不動産取得資金を借入金で調達したため、金融債務が増大し金利負担が収益を圧迫。このため、87年以降は新規出店を一時凍結し、不採算店の撤退や店舗跡地、遊休地の売却など合理化に注力していた。

しかし、近年は同商圏内に大型店が出店したことから集客力が低迷し、2005年同期の年売上高は約71億8500万円にまで減少していた。打開策として、スーパー併設によるドラッグストアを展開したものの、軌道に乗らず撤退を余儀なくされ、不採算の店舗を2店閉鎖するほか人員削減を実施。近時は茂原市内3店舗のほか、東金市、九十九里町などの合計10店舗の体制となっていたものの、売り上げ減少に歯止めがかからず、採算は悪化していた。最近では対外信用の低下から、仕入先からの納入が一部停止される事態となり、事業継続が困難となった。

負債は約45億円の見込み。

なお、現時点で店舗の営業は継続しているが、在庫商品が無くなり次第、閉鎖する予定。


「出典:帝国データバンク」