ピース産業株式会社


ピース産業(株)(資本金2億4000万円、静岡市清水区長崎217、代表秋山武久氏、従業員80人)は、6月26日に静岡地裁へ民事再生法を申請し、27日に保全命令を受けた。

申請代理人は廣瀬清久弁護士(静岡市葵区常磐町2-6-8、電話054-272-6191)。

当社は、1959年(昭和34年)4月創業、63年(昭和38年)5月に法人改組された。当初はプラスチック成形業を手がけていたが、その後、設備工事業に転換。近年は、水処理、空調、給排水などの管工事を主体に、機械器具設置、消防設備、鋼構造物工事を行っていた。2001年には「駿富日本平の里」と称する農園を一般公開するなど、自社商品の土壌改良材「ピースソイル」を用いて農園経営にも進出。このほかグループ会社で、保守点検、立体駐車場施工、損保代理などの事業も行っていた。主力の工事部門は、数多くの上場企業を得意先に抱え、静岡県を中心として本州全般にまで営業エリアを拡大、ピーク時の2002年3月期には年売上高約45億2900万円を計上していた。

しかし、土壌改良材の開発費負担や、同商品PRのために開園した農園用地・建物等への設備投資に伴う多額の借入金が重荷となっていたうえ、主力である管工事の受注低迷により2005年同期の年売上高は約35億8100万円にとどまっていた。このため、2006年秋の再オープンを前提に昨年農園を休園したほか、支払いサイトの変更や固定預金の取り崩しなどで繰り回していたが、工事部門の業況回復の兆しは見られず、ここにきて自力再建を断念した。

負債は約70億円。


「出典:帝国データバンク」