振興不動産株式会社


振興不動産(株)(資本金6180万円、東京都港区新橋3-7-3、清算人飯沼春樹弁護士)は、3月31日の株主総会で解散を決議し、東京地裁へ特別清算を申請、4月27日に同地裁より特別清算開始決定を受けていたことが判明した。

当社は、1953年(昭和28年)9月に、大手金融機関の不動産賃貸・管理・仲介および損害保険代理部門の業務の一部を分離して設立された。系列金融機関の店舗、寮、社宅、厚生施設、宿泊施設を所有して賃貸・管理を主に手がけ、2000年3月期の年収入高は約42億500万円を計上していた。2002年4月にはグループ会社を吸収合併し、同社が手がけていた貸ビル業が加わったことで、2004年同期の年収入高は約83億1400万円に増加していた。

しかし、固定資産の売却損や評価損などから多額の特別損失を計上したため、同期において約98億3100万円の大幅欠損となり債務超過に転落していた。

その後は、グループの不動産事業の再編に伴って、所有していた不動産のうち優良物件を親会社へ売却し、当社は2004年9月に現商号へ変更して従業員の大半をグループ会社へ転籍させ、所有不動産の売却・整理を進めていたが、資産売却のメドが立ったことで今回の措置となった。

負債は約90億円。


「出典:帝国データバンク」